2018-07-09 第196回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号
それによって衆参それぞれ権限は維持されている、都道府県選出議員はあくまで地域代表的性格なのでございまして、厳密に都道府県代表ではないということを理解する必要があろうと思っております。 その上で、例えば我が党案の九州ブロックについて申し上げれば、選挙区の定数、現在それを合わせますと十でございますけれども、それよりも大きい十四に実はなるところであります。
それによって衆参それぞれ権限は維持されている、都道府県選出議員はあくまで地域代表的性格なのでございまして、厳密に都道府県代表ではないということを理解する必要があろうと思っております。 その上で、例えば我が党案の九州ブロックについて申し上げれば、選挙区の定数、現在それを合わせますと十でございますけれども、それよりも大きい十四に実はなるところであります。
都道府県選出議員はあくまでも地域代表的性格があることは事実でありますが、厳密に都道府県代表ではないということはまず認識をする必要があると思います。 その上で、例えば今御指摘をいただきました近畿ブロックにおきましては、現行の選挙区定数を合計しますと十二になりますけれども、ブロック制においてはそれよりもはるかに大きい定数二十というふうになります。
仮に参議院に地域代表的性格があるとしても、全国民の代表である以上、投票価値の平等が確保される範囲で考慮されるべき一要素にしかすぎないというふうに考えます。 二〇一五年七月二十八日、四県二合区を含む十増十減の公職選挙法の改正が成立し、選挙区間格差は二・九七倍、選挙時は三・〇八倍となっておりますが、投票価値の平等という要請からは極めて不十分と言わざるを得ないと考えます。
引き続き人口の多い都道府県には多い議席が与えられてよいと思いますが、上院たる参院においては、特に地域代表的性格に配慮した人口比例原則とのバランスが認められるべきであり、そのための改憲が不可欠だと申し上げております。 本件をきちんと提案できるのは当参議院の憲法審査会だけであって、改憲の重要な候補の一つとして取り上げるべきではないかと考えております。
参議院には地域代表的性格があるということからでした。しかし、二〇一二年以降、最高裁の姿勢は厳しくなり、違憲状態の判決が続いています。地域代表的性格の根拠は、参議院議員選挙法案の政府説明にしかありません。投票価値の平等をめぐる訴訟が憲法にその根拠を持つ以上、立法趣旨に依拠することはもうできなくなりました。 国会は国権の最高機関で唯一の立法機関です。
同時に、地域的な多様性や専門的な知見を議席に反映させるため、地域代表的性格や職域代表的性格を重視した選出方法が取られております。 参議院創設当時、参議院議員の選出方法を定めた参議院議員選挙法の提案趣旨説明では、地方選出議員には地域代表的性格があり、全国区を導入した理由としては、学識、経験共に優れた人材の選抜と職能代表制の有する長所を取り入れる狙いがあると説明されております。
全国単位の比例代表選挙が果たす職能代表などの多様な人材を輩出する役割という、これも一つ衆議院とは違った独立した役割を持っておりまして、それと同時に、選挙区が果たす地域代表的性格を有する議員を輩出する役割というものも、それぞれ今日においてなお重要な意義を有していると考えられるわけでございます。 先ほども申し上げましたけれども、民意といっても、先ほど仰せのとおり多様な民意がございます。
その結果として、参議院の選挙制度は、昭和二十二年、参議院議員選挙法が制定されまして、地域代表的性格を有する議員を選出しようとする地方区と、全国的視野に立って国政を判断する知識、学識経験豊かな有為の人材を選出しようとする全国区、この二つの選挙を行う制度とされ、昭和二十五年制定されました公職選挙法に引き継がれたところでございます。
一票の価値の平等とこれまでの都道府県単位の地域代表的性格の制度を両立することが困難である以上、参議院制度のあり方を根本から改革する選挙制度を構築する以外に手だてはありません。 今回我々が提案した二増二減案は、鳥取、島根の両県を合区して格差を三・八倍まで縮小させるものであります。
あと、最高裁の判例によりますと、都道府県代表のような地域代表的性格というのも言われていますけれども、これは憲法が要請する特性ではなくて、そのような性格づけを参議院に対して行っても、立法政策の問題であって、憲法上は許されるであろうという意味では、参議院の特性と言ってよかろうかと思います。
また、その点で最高裁判決も幾つか出ておりますが、参議院の選挙区選挙での言わば地域代表的性格を人口比例原則に対して強調する側面もあるということが問題として指摘できます。そのことに国会自身が依拠するとすれば、それは一層また問題であると言うことができます。 問題は、何よりも国民の意思の議席への公正な反映のための選挙制度を追求するということが大事であると思います。
もしそれが現代の選挙民の感覚あるいは政治に携わる者の感覚として難しいと、あるいは無理だということだとすれば、思い切ってその地域代表的性格を徹底するという方向も一案であろうと思います。 例えば、各府県一律に三名とするといったことなども考えられようかと思います。
今の制度はそのほかの要素が入っている、地域代表的性格があると言いながら、ある程度二名を基礎として四、六というふうに加算するという形になっておりますから、そこでどうしても不均衡の問題というのは外から見ると出てくるわけでして、その点をすっきりさせるというのは、一つは全国一区の比例代表制にすれば何も問題はないんですが、これはとんでもない話になるわけです。
参議院議員の定数是正問題、これも重要な課題でありますことは十分認識いたしておりますが、いわゆる半数改選制、そして各選挙区の地域代表的性格、これらをどう考えるか、こうした選挙制度の基本にかかわる問題がございますので、まさに本院初め各方面の論議を踏まえなければならない課題であると考えております。 さて、国、地方にわたる行革についての所見をお述べになりました。
それから、参議院議員の定数是正問題も重要な課題であるということは承知しておりますが、半数改選制あるいは各選挙区の地域代表的性格をどう考えるか。言ってみれば、地域それ以前の制度そのものの基本にかかわる問題もございますので、これこそ国会を初め各方面の論議を踏まえなければならない課題だと思っております。 次に、消費税についていろいろな御意見がございました。
参議院議員の定数是正問題、これも重要な課題であると認識しておりますが、半数改選制でございますとか、あるいは地域代表的性格の問題でございますとか、そういう基本にかかわる問題がございますので、私もたびたび行き来さしていただきましたが、本院にはそれぞれ選挙制度に関する学識経験世界一の人がたくさんいらっしゃいますので、そういう方々とこれからも論議を重ねていくことが必要ではないかな、このように考えております。
この問題については、総定数を一体何人にするのがいいのか、あるいは半数改選制や地域代表的性格等もよく考えて、各党で十分御論議していただくことが適当ではないかと思います。 平和と軍縮のプログラムでございますが、広島、長崎の惨劇を受けました我が国といたしましては、核の廃絶あるいは通常兵力の軍縮を目指して懸命に今後も努力してまいりたいと思います。
次に、参議院の定数是正の問題につきましても、これは総定数を一体何人にしたらいいのかとか、半数改選制とか各選挙区の有する地域代表的性格とか非常に重要な基本的問題もございますので、特に参議院の各党において十分御論議いただくことが適当であると考えております。(拍手)
一方、二番目の御指摘のございました参議院の定数配分の問題でございますが、参議院議員の定数是正も非常に重要な課題であるというふうに認識をいたしておるところでございますが、総定数を何人とするのかを初めといたしまして半数改選制という制度でありますとかあるいは各選挙区の有する地域代表的性格をどう考えるかというようなことなど選挙制度の基本にかかわる重要な問題でありますので、参議院の定数の問題につきましてもやはり
もちろん参議院の定数問題につきましても、衆議院の定数問題と同様に重要な問題であると認識いたしておりますが、この問題は、まず地方区の総定数をどうするかという問題にとどまらず、地方区の持つ地域代表的性格なり半数改選制をどのように考えているのかといった基本的問題との関連を十分考慮してかからなければなりませんので、各党間でさらに論議を尽くしていただき、その合意に基づいて、政府提案とするか、あるいは議員提案とするかを
途中から抜き読みしますのでちょっとつながりませんが、 かような技術的困難性に加えて、参議院地方選出議員の地域代表的性格等参議院の特殊性を合わせ考えると、前記議員一人当り有権者数の格差のみから直ちに本件議員定数配分規定が憲法の平等原則に違反するに至っていると断ずるには疑問があるといわねばならない。 ところが、逆転現象について初めてこの判決は触れました。
そこで、これはもう大変定数問題というのは選挙制度上で重要なゆゆしき問題でございますが、これは衆議院の場合も同じでございましょうけれども、衆議院の場合は昭和五十年でしたかに一度定数の是正をやっておりますが、衆参通じて言えますことは、特にこの参議院の場合の地方区の総定数をどうするかということは、地方区の持っている地域代表的性格、こういうものと、それから半数改選制といった参議院独自の特殊な理由、そういうことがいろいろ
衆議院については、従来各党間で合意を見た線に沿って、不均衡の著しい選挙区について是正が図られてきているところであり、総定数、選挙区画をどうするのかなどの基本的問題との関連も十分考慮する必要がありますし、また、参議院についても、地方区の総定数、地域代表的性格なり、半数改選制度などの事情を十分考慮する必要があると考えます。